自作マスターシリンダーストッパー-前編-

自作カスタム

マスターシリンダーストッパーてご存じですか?

タワーバーなんかに付属で付いているものもありますね。
けど、そのためにタワーバーなんて買ってられません。高いし…

ましてや、街乗りで本気カスタムの必要ありません。
あればかっこいいですけどね。

マスターシリンダーはどんな車にもあります。
HA36Sのアルトはボンネットを開けると運転席側に黒い丸いパーツがあります。
それがマスターシリンダーの根元。
ブレーキフルードも見えるはず。

簡単にマスターシリンダーストッパーの役割を説明しましょう。
めちゃくちゃに割愛すると、、
ブレーキを踏んだ際にたわむマスターシリンダーの動きをストップさせるパーツになります。

ブレーキを踏むと多少ですが、その力は霧散します。
それを完全にブレーキに伝えるために作られたパーツ。
ブレーキがクイックになり、制動性が増します。

ただ自分は家庭的に作りたいので、ハンマーやドリルを駆使して自作します。

これが想像以上に効く。

では少し長めの投稿ですが、お付き合いください。

アルトのボンネットを開くとちょうどいいところにボルトが入るホールが開いています、使わない手はないですよ。

では

施工開始

完成状態になります。
分厚い鉄板を曲げてマスターシリンダーの動きを止めています。
これが効きます。
慣れてしまえば純正のアルトのブレーキが少し心もとなくなります。

金属の板とストッパーの間に挟まっているのが試作品。
試作品は薄い鉄板でしたので、効果はほとんど感じられませんでした。
今回は本気で。

手間暇かかりますが、かなり止まります。
街乗りでも、、お!ってなりますので、今回のカスタムはお勧めです。

これが自作の試作品でした。
継接ぎだらけの薄い鉄板をつなげたような状態でした。

本当に薄い鉄板だったので、ほとんど効果は感じられず気持ちくらいでした。
しかも見栄えが悪かったです。
ただ唯一、マスターシリンダーへの鉄板の角度や厚みを計るには試作した甲斐がありました。

実際に作られる方は試作の鉄板を作ってもいいかもしれませんね。
それで角度や曲げ具合を確認できますよ。

試作品の段階も整備手帳にまとめていますので、また後日アップするのでチラ見してみてください。

今回はこちらを使います。本気です

約4.5mm厚

厚すぎて硬すぎて人力では太刀打ちできません。
どうせ人間の踏む力に耐えねばならないわけですから、これくらいは頑丈でないと。

ただ、細かく言うと人間の踏む力には到底敵いません。

分散された力を押し戻す為ですから、あくまで気休めです。

ですが、今回のカスタムは実際に効きました。

ホームセンターでよく見る工具コーナーに置いてあるやつです。
158円でしたが、凄まじい強度です。

最初は加工の工程も考えてもっと薄いものにしようかと思っていましたが…
せっかくなので最強のものに。

この厚みです。一目瞭然です。
この分厚い鉄板を右の試作品と同じような角度、形に叩いて切って加工していきます。

万力必須の加工なので、自分は実家の祖父が大工だったこともあり万力がありましたが…
実際に家庭的な工具ではないので、この投稿は趣味の延長。流し見でオッケー。

旧型の設計をそのままコピーします。

ですが、この旧型

直角に角度をつけていません。わずかに捻っており、その角度が絶妙にシリンダーにぴったり。

その角度の再現とM6のボルトを通すことが今回の課題です。

万力で挟むので短い方の鉄板部分はそのまま、今は切らずに置いておきます。

出ました万力!!

これは本来木材などに挟み別の用途に使うタイプの万力ですが、今回はアイディアで。

もはや、人の力では押さえつけられませんので頭を捻って使いました。

以前紹介している卓上万力でも同じように固定して使えると思うので、惜しげない木材に固定して真似してみてください。

ポンチで大体のポイントに狙いを付けます。

そこから徐々に拡大していきます。

前回登場したタケノコドリルを使ってもいいですが、ここは慎重にいきたいので…
というのも一発勝負なので鉄・ステンレス用のドリルで少しづつ穴を拡張していきます。

今日はここまで。
また後日。

続き

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