半永久的に吸い続けるエアフィルター

チューニングパーツ

前回はエアフィルター(エアクリーナー)のお話をしましたが…
それに続いて、今回は水でバシャバシャ洗えて半永久的に使えるエアフィルターを紹介します。

このフィルターめちゃくちゃおすすめなので、走り好きな皆さんは是非。

今回は自分の使っているエアフィルターの洗浄過程を紹介します。

使用しているエアフィルター

水で洗えるK&Nエアフィルター

K&Nエアフィルターの歴史

このフィルターの歴史は長くて1960年代初頭に遡ります。
実はこのフィルターもとはバイクのフィルターとして開発されました。
バイク乗りだったケン・ジョンソンとノーム・マクドナルドは、砂埃や小石が舞う厳しいオフロード環境でも機能するエアフィルターを開発することを目指しました。

様々な種類の素材で実験した結果、彼らは油をしみ込ませたコットンを使用することによってフィルターが効率的に砂や埃を防ぐことを発見します。

更に油を洗い流して乾かすことで、洗って再利用できることを発見します。
これが現在の「K&Nエアフィルター」の誕生秘話です。

50年以上前から変わらない味…、自分でもよく言うし、よく聞くんですが
このフィルター、最先端の技術を50年以上前から確立して現在ではバイクはもちろん、自家用車からレーシングカーまでフィルターを提供しています。

湿式K&Nエアフィルターの特徴

湿式のエアフィルターは、オイルをウレタン製のスポンジやフィルター専用の紙に染み込ませたフィルターを使います。
フィルターを通過する際、オイルによって細かなゴミを吸着して新鮮な空気をエンジンに送ります。

湿式のフィルターは砂埃や小石、ゴミをよく吸着するので、それらを取る手入れが重要になります。
K&Nのエアフィルターは湿式のフィルターなので洗った後、オイルを少し染み込ませることで、性能を半永久的に回復できます。

ここまでは、普通の湿式エアフィルターと一緒。

何が違うかっていうと「専用洗浄キット」があることです。

メンテナンスには専用のキットを使いますので、手や工具を汚すことなく簡単に行うことができます。
他社製品は灯油や洗剤で洗うことが多いので、どうしても汚れがちだしメンテナンスが大変なイメージ…
というか、メンテナンスが大変です。

K&Nのフィルターは洗浄キットでスパッと洗ってスパッと装着です。

フィルターは洗ったあとは乾燥させないといけません。
ですが、それを除けばこのキットで簡単洗浄できます。
しかも、コスパが高いです。

洗浄後1日~2日乾かす必要があるので、純正を捨ててなければ
その期間はその場しのぎで。

洗うのも乾かすのも面倒というドライバーさんは乾式がお勧めです。
けど、2~3回くらい換えればK&N買った方がお得になるので、これにしないデメリットはありません。
洗えて、吸引して、吹ける…
自分の中のベストバイパーツの一つです。

現状とメンテナンス工程

まずは、現状です。
ワンシーズンでこのような状態になります。

アップにするとあまりにも汚れているので…
このくらいで。
もとは赤紫のオイルなので、どす黒い部分は全て砂埃やごみの吸着になります。
全体的に汚れていますね。
これは夏場の汚れなので、大体5000キロくらいでこんなことになります。
冬はほぼ汚れません。

これをクリーナーで流していきます。

これは専用クリーナーキットの洗浄剤をスプレーしているところです。
K&Nの良いところは、洗浄は本当にスプレーを少し吹くだけで足りること。
全体と表裏に吹きかけていきましょう。

こんな感じで全体にスプレーしていきます。
このスプレーかなりの大容量で、廃車まで1本でいけそうな勢いです。
スプレーしてオイルを溶かすまで5分くらい放置します。
その後、全体をシャワーで流していきます。
アパートの水道でやってみましたが6割半くらいの除去率だったので
ベランダシャワーか…、チャレンジャーな方は浴槽で!!

このように弱めのシャワーで全体を流してゆきます。
すると次第にオイルが流されてもとのノンオイリーなフィルターに戻ってゆきます。
ここは本当に猛烈なシャワーではなく、シャワ~くらいなシャワーで。

表裏、両面をシャワ~していきます。
ここで既にかなりオイル落ちてきましたね。
他社製品のように灯油や中性洗剤でゴシゴシしなくてOK。

とりあえず、純正を取り付けておきます。
アルトfのフィルター結構高性能で、集塵性は他社の、、倍、、、、まあ結構いいらしいです。
そのばしのぎのフィルターなので、なんでもいいです。
これまで使い捨ててあったやつでも3日くらいの辛抱なので。

洗浄が終わったら日陰でよく乾かします。
これが唯一の欠点。
乾かす時間が待ってられない…笑
ここ我慢しましょう。
純正や目詰まりフィルターで数日走った後で、これに交換すると「おー!!」て感覚を得られるので。

2日くらいで我慢できなくなりました。
まあ、大体乾いていそうでしたが…
やっぱり3日は乾かしましょう。自分は猪突猛進。
ここにオイルを入れていきます。
キットの相方の小さい方は専用のオイルになります。
これが真っ赤なのでK&Nレッドと呼ばれる所以となっています。

このようにフィルターの山に合わせて少しづつ垂らしていきます。
ここ、思いっきりボトルを押すと流血するので…
山に沿って少しづつ、色が変わるくらいのペースで慎重に流血させましょう。

裏表にオイルいれました。
これで作業は完了です。
あとは少しなじませる必要があるので少し放置しておきます。

これでめちゃくちゃ吸ってくれるフィルターが出来上がりました。
あとは取り付けて完成です。
数日間、目詰まり、純正に慣れてしまったドライバーさん…
「お!」ってなってくださいね。

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