みなさん、天気も良く絶好のお出かけ日和が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は納車時に施工したラムインテークの製作過程の紹介です。
準備編
今回は結構集めやすい素材で施工していきます。
・1mm厚のアルミ板
楽天では検索できませんでしたが、、アマゾンにはありますし
どこのホームセンターにも置いてあります。
・純正エアクリボックス(車検交換用)
・RYOUBI ホビールーター
これだけで、あとは手間暇かけていきます。
施工開始
自作エアインテークダクト完成させました。
走行風を利用してエアクリボックスに空気を押し込む仕込みを作りました。
ラムエアー理論と言うらしいです。
ワークスには勝てませんが
これを着けることで、エンジンの熱気を吸うことなく格安かつ確実に速くなります。
正確には早くなるのではなく、空気をエンジンに押し込むことで少しでも吸気効率を上げようとするものです。
圧倒的なターボ程ではありませんが、高速走行時は少しは役に立ってくれます。
こんな感じで作っていきますよ〜
純正のエアインテーク部はM8ボルト穴にクリップ2つで留まっております。
これをボルトに変えて固定することにします。
メガネ固定用のボルトにも共留めします。
まだイメージがわきませんが、これが全て変わっていく過程をいくつかのブロックに分けて詳細に記録しておきます。
結構難易度が高いので、見栄えは映えますがお勧めカスタムにはなりません。
ワークス用を加工して付けた方が早くて高性能です。
徹底的に設計しておきます。
ちなみに、これは試作3号機で…
多くの時間と段ボールは生贄となりました。
かなりの失敗の上にこれが成り立っております。泣
本当に泣けてきました。
これが36アルトの型取りではあるのですが、やっぱり既製品には勝てないと思います。
まあモンスター製は結構値段張りますが…
これがモデルになっていて制作の決め手となりました。
結構高価ですが、少し加工すれば付きます。
手間がかかるのが面倒な方はこちらでいいかなと、アルト naは…
というか、36アルトは吸気方法が合理的ですがちょっと物足りないルックスです。
ダイソーの工作用紙で型紙を徹底的に作ります。
これは本当に丁寧に
のちのちに響きますので、ここは慎重にいきます。
各部パーツが出来たら、次の段階に進みます。
穴の位置合わせしていきますよ〜
車体への曲げ加工の具合も調整していきます。
この車体への型合わせがとても重要で、とても難しいです。
1㎜のアルミ板を曲げる訳ですからやっぱりキツイ。
上板、下板の穴開き位置は正確に合わせていきます。
純正エアクリボックスにエアコンチューブを突き刺して走行風を押し込むイメージです。
純正のままでは、吸っているだけというかんじなので…
このチューブで走行風をエアクリボックスに押し込みます。
ちょっと空気圧を上げてやることで、少しでもターボの真似をしてみる訳です。
上板と下板は強固な1mm厚のアルミ板でいきますよ。
加工-前編-
廃車業者から安く購入したR06Aエンジン純正のエアクリボックス。
これを加工していきます。
下側だけ使います。
ネットで調べたら同じ仕様に改造している方がおられました。
その方へのリスペクトの思いを込めて、それを超える作品に仕上げていきます。
吸気面積を約2.5倍にするので加工していきますよ。
まずは、、
純正の結合部を切断します。
エアコン販売コーナーで発見して閃いたチューブ使いますよ。
このようにチューブに合わせて切り取ります。
カッターでは歯が立たないのでホビールターで削っていきます。
これがコントロールが難しくて、切り過ぎてしまうことがあるので注意です。
まあ、あとからボンドで型に合わせて穴埋めしちゃえば大丈夫です。
くり抜いた穴はカッターで整えます
少し小さめにくり抜きます
小さめにくり抜いたので…
押し込み気味でチューブ差し込みます!!
密封するのが目的です
いいですね。こんな感じで一先ず3分の1くらい。
加工-後編-
チューブを差し込んだ前回
ここでエアフィルターが入るか試しておきます。
エアクリがうまく入らないと思ったらチューブの上部が干渉していました。
チューブの上部が干渉していました。
切断しまして、無事に収まりました。
フィルターはこちら使ってみます。
これいいですよ~
何かが劇的に変わるという訳ではないですが…
吸気音がシュコーって聞こえるのでよく吸ってくれている、吸気抵抗が少なくなっているのでしょう。
ここは不確定要素なので、後日適度に解説します。いつもの後からやりますのやつ
ボックスに入るか再度確認です
良さそうですね。
今は真っ赤ですがこの頃の青も良かった。
フィルターのフィット感はオッケーだったので
天下のセメダイン様でチューブとボックスの隙間を埋めていきます。
少しでもエアーの充填率を高める目的です。
いいですね。とにかく固めます。
ただ後日
セメダインXでは空気圧に耐えられず剥離していたのでシリコンシーラント8060で補修しました。
内側からも隙間なくセメダインしておきますよ。
イメージはこんな感じで吸気させます
一日放置して完全固着を待ちます。
アルミ板加工編
今回はダクト部のアルミ板加工します!
上板と下板は1mmアルミ板
サイドは0.5mmです。
型紙に合わせてパーツ揃いましたよ。
サイド0.5mmアルミ板はこんな感じで
端の1cmはのりしろで折り返します
弱そうな箇所は少しお高いホームセンターの耐候・耐熱アルミテープで補強しておきます。
ピカール
顔写りそうなくらいまで磨きました。
エンジンルームのアクセントになるので、極力美しく仕上げます。
こんな感じでフロントマスクが完成します。
HKSのステッカーはDIYです。ここもまた後日
エアクリ各部の断熱加工
加工したエアクリボックスですが…
取り付ける前にエンジンからの熱を通さないように遮熱加工しておきます!
これ完成状態。
これで少しは吸気温の上昇を抑えられるでしょう
パワーダウンを防ぎます。
ここひたすら脱脂しておいてシートの接着に貢献させます。
耐熱・耐候性超両面テープで。
この上にアルミ断熱シートを貼っていきますよ。
ここはしっかり断熱したいので、市販(ダイソー)のアルミシートを使いました。
サイドも丁寧に貼っておきます。
とにかくフレッシュで低温な空気を送り込みます。
次はこいつの出番
Amazonやホームセンターの方が圧倒的に安いです。
保温シートの上からアルミガラスクロステープを貼ります。
水抜き穴もしっかり開けておきますよ。
水抜き穴も本当に忘れずに。本当に本当に
ダクト編
色々と準備出来たので、、いきましょう。
純正クリップ部にはM8ボルト
メガネ固定ネジはM5?M6くらいでした。
こんなかんじで
高さが合わないので、ワッシャー入れて高さ調整しています
左上8枚
左下5枚
このままだと車体とアルミ板の間に隙間が開いたままです。
吸気効率を上げるため。少しでも空気を押し込むため。
しっかり車体との隙間は曲げ加工します。
徹底的に合わせていきます。
外して合わせてをひたすら何回も繰り返し密着させます。
上板も加工していきましょう〜
M4六角ボルトでいきます。
テープで仮組みしてみます、
こんなかんじでいきますよ。
良さそうです。
ボルトの雰囲気がDIY感を出していて、エンジンルームを開けた際の特異な空気を醸し出します。
立体感出てきましたよ。
これがエアインテークの吸気口になります。
吸い込んだ空気を効率よくエアクリーナーに押し込むための工夫がされています。自分なりに…
仕上げ編-前編-
写真はイメージです。
このように直結させる予定です。
アルト naはというかアルトワークスもですが…
吸気口が合理的に作られていますが、これは完全にオリジナルな構造です。
まさに吸気押し込み整備の一つです。
EG6の片目エアクリからも着想を得ています。
ちょっと話が逸れました。。。
オイルフィラーとの距離、位置感も確認しておきますよ。
これは偶然の産物。
偶然避けましたが、この要領で製作すればフィラーにも干渉しません。
製作していた下板も仮装着してみます。
いい感じです。
確認が終わりましたので
いよいよ、こちらも仕上げていきますよ。
溶接技術や工具があればこんな回りくどいことしなくてもよいのですが…
ここは素人のDIYということで。
側面と下板の組み立てが終わりました。
もうここまで来れば作業も終盤です。
ボルトで留めて
サイドはアルミテープとガラスクロステープで補強と密閉です。
上板は下板に比べて1cm長めに設計しています。
下側から吹き込むエアーを確実に受け止める設計です。
とにかくエアクリボックスに空気を押し込みます。
横幅は少し潰し気味に装着します。
隙間時間で地道に作業を進めて1ヵ月くらいかかりました。
難易度は高いですが気合いがあれば。
少し横幅を調整して、留めてみます〜
めちゃくちゃ潰れて見えますが…
このくらいは吸気口空いてます!
歪んで見えますね、、写真撮った後水平に修正しました!!笑
高さは約5.8センチです。
仕上げに続きますよー
完成編
ついに完成した吸気口を装着します。
お!なんかそれっぽいです。
狙ったんですが…
ちょっと直結は難しかったですね、、
これは、まあ仕方なしです。
ここは後日対策を打ちました。
エアコンチューブも遮熱加工しておきましょう!
見栄えもアルミ感があった方がよいので。
徹底的にガラスクロステープと耐候・耐熱アルミテープで隙間を塞ぎます。
完成です。
手間はかかりますが、吸気効率は確実に良くなっているのでお勧めのカスタムです。
良さそうですね。
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