アーシングってそもそも何?
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簡単に言うと車の電装品にスムーズに電気を流すために、バッテリーのマイナス側から各部に電気抵抗の低い線を繋げる事を言います。
まだ分かりにくい。
もう少しかみ砕くと…
電装品からエンジンのマイナス端子に戻る電気をボディやバッテリーに直接戻してやる線を引くこと。
同時に静電気によるパーツの抵抗を減らしてやる目的もあります。
今回はそちらがメインのテーマになります。
アーシング
もとはレースシーンなどでも活躍していた技術で、現在では車両に純正採用されていることもあります。
なので、実際に正しく配線すれば確実に効果があると思われます。
強化ケーブル(よく電気を流す線)をボディやバッテリーのマイナス端子につなげることで、電装品の本来の性能を発揮できるようにするのが狙いです。
意外とワードだけは知ってても、みんなやってるから自分もやってみようかな。みたいな方も多いのでは?
アーシングケーブルも様々で、エンジン内に赤や青のケーブルが引かれていると、ボンネットを開けた際のちょっとしたアクセントにもなります。
今回はエンジンにアーシングしてみて、その効果を検証してみます。
効果と検証
これは、エンジンの繋げそうなアースポイントに追加で20sqの強化ケーブルを引いた状態。
写真中央の太い配線がそれにあたります。
当初、エンジンからバッテリーのマイナス端子に直接配線しようと思っていたのですが…
どうやらエンジンからバッテリーにつなぐと不具合の原因になるということで、ボディの純正アースポイントにアーシングケーブルを引きました。
自分は派手なケーブルがあまり好みではないのでとにかく機能性重視でこの商品を選んでいます。
目的はエンジンのスムーズな吹け上がりと燃費の変化です。
あと、トルク感も変化があれば検証したいと思っていました。
ただ、実のところ…
アーシングは、巷ではオカルトチューンと言われていて、気のせいなどと揶揄されることもしばしば。
自分はそのことを証明するために購入にいたりました。
このチューニングでは、燃費に貢献することはありませんでしたが、明らかにエンジンの振動は抑えられましたし、エンジン始動の際の一発始動の変化を実感しています。
気になるトルクは…
まさにわずかな体感。エンジンオイル変えた後の「なんか吹け上がりが良い」「走り始めのトルクが少し太くなったかな」レベル。
機能性よりもドレスアップの効果の方が大きいのかもしれませんね。
ここは正直な感想ですが、純正採用されている車種もありますから…効果が無いとは当然言えません。
ちょっとやってみようかなというドライバーさんは、「かなりの能力向上」を期待せずに実験程度に施工してみてください。
アルトFはただでさえ、パワーアップが難しい小排気量のNAエンジンです。
小さな積み重ねが必要かと思います。
太い配線がよくわからんところにつながっているので、ボンネットを開けた際に自己満足に浸れますよ。
マフラーアースも合わせて施工するとさらに効果的…、かも↓
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