アルトfをDIYでエンジンオイル交換(ジャッキ不要)

チューニングパーツ

はじめに

今回はHA36Sのオイル交換記録を紹介します。
アルトワークスやアルトバンも同じ施工です。
スズキ公式によれば、アルトターボは5000キロ毎か半年。
NAアルトも同じ頻度となっています

タンク容量は2.4Lでオイルフィルターの容量も加えれば2.6Lとなっています。
高回転域を多用するような走り方をするドライバーさんは、もっと早く交換するのがおすすめです。
もともと軽自動車は高回転を多用しますので、この頻度は守りたいですね。

自分は通勤で往復30キロのシビアコンディション。
しかも、通勤は1秒を争う超高回転の快速通勤走行です。
2ヶ月以内での交換が理想となります。

半年経ったけど5000キロ走ってないし交換先延ばしにしてもいいか

これ危険です。
オイルは乗っていなくても日々劣化していきますので、最低限でも半年に一回は交換したいですね。

先ほどから『半年毎、5000キロ』とずっと言っていますが
これには賛否両論あり、いまだに車乗りの論争に終止符を打たれていません。

自分はこの度…
3000キロを超えているのに気付かず500キロくらい多く走っていました。こわいこわい

エンジンオイルの紹介

ディーラーや車屋での交換も手軽で尚且つ早いですが
自分は工具を揃えて自分で交換しちゃいます。
エンジンオイルのグレードによってアイルの汚れ具合の検証やエンジンコンディションを把握することができるからです。

API規格、ILSAC規格、JASO規格…
規格に応じた表示があり、それらが検証の基準になります。加えて、ベースオイルの種類もポイントです。

今回使うオイルはこちら

Castrol EDGE 全合成油になります。
アルトfの純正オイルは0w-16ですが、今回はよく販売している0w-20で代用します。

使用に問題ありません。

冬場ちょっと固い感じはしますが…

公式HPによれば

『独自のフルード・チタン・テクノロジー(油膜強化技術)により、強靭な油膜を形成し、カストロール史上最高のパフォーマンスを発揮するエンジンオイルです。

フルード・チタン・テクノロジーにより強化された油膜は、ドライビングコンディションによりエンジンへの負荷が増加した状態では更に強靭さを持ち、金属パーツ同士の接触と摩耗を劇的に低減することにより、エンジン性能を最大限に引き出します。』とのこと。

つまり、高性能なオイルのようです。

オイルフィルター

K&Pという洗えるオイルフィルターを使っています。

毎回オイルフィルターは交換、というか洗浄します。
実際、毎回では高頻度なので
3回に1回くらいでもいいかもですね。
自分は車の走行性能を十分に発揮してもらいたいので毎回洗浄しています。

半永久的に使えることと圧力損失を極限まで抑えた仕様が魅力的です。

紹介はこちら

ドレンワッシャー

自分はホームセンターで売っているドレンワッシャーを使っています。
ネット通販でも購入できます。

14㎜です。

メーカーによって径が異なるので注意ですね。

ホームセンターではハッキリと「スズキ用」と書いて販売されているショップも多いので
心配なかたはそちらで購入するのがお勧めです。

ジャッキアップ不要のオイル交換

今回は細かく整備記録を残しておきたいので画像多めです。
整備の前に、家の周りを2~3キロ程度走行しておきましょう。
オイルが温もって早く抜けるようになります。

では整備していきましょう。

今回はジャッキを使わずに安いスロープ使っていきます。
車高を落としていなければ、車体下部に十分な作業スペースを作ることができますよ。

もちろん、作業中に車が落ちてくる可能性はゼロではないで
腹下の作業は最低限にこしたことはないです。

スロープに乗せたらドレンボルトにアプローチしています。

オイル排出

オイル交換の前にキャップ類などは開けておきましょう。
エンジン内の圧力を開放してやることで、よりオイルが抜けやすくなります。

耐熱耐油手袋着けてください。
写真用に素手で撮っていますが、ここ必須です。
激熱なオイル出てきて大変危険です。
ラチェットは14mm差し込みます。

結構勢いよくオイルが抜けてくるので、オイルトレーを近づけてボルト抜きましょう。
自分はオイルと一緒にボルトは落として後から回収する派です。
ので、ボルトはそのままポチャリ。

オイルポイに直接抜くドライバーさんも居られるかと思いますが…
自分はここでエンジンコンディションを目視で確認したいので、トレーに受けます。

ここで添加剤の頻度に対するオイルの濁りや鉄粉、スラッジを確認します。

オイルフィルター洗浄

K&Pオイルフィルターには専用のカップレンチが付属しているので、セットして使用します。
通常のカップレンチはお役御免です。

フィルターにしっかり食いついていればクッと力を加えると回ります。

フィルターは少し回すと廃油が漏れて工具がべたべたになりますので…
それを避けるため、最初にクッと回せたら手で回していきましょう。
そのままだと手もべたべたになるので、今!てタイミングで手を引きます。

取り外せました。
ここで注意なのが、オイルフィルターに200mlほどオイルが入っているので取り外したらドカッと落とすのではなく
必ずトレーに廃油を流してから、慎重に受け皿におきましょう。
落とすとオイルめちゃくちゃ飛び散ります。経験済

オイルフィルターの状態はこんな感じです。
磁石に少し鉄粉がついています、ふき取ります。

分解していきましょう。

分解するとこのような構造になっています。
右からフィルター、カップ、スプリング。
全てパークリで洗浄していきます。
今回は前回に比べてフィルターのスラッジは少ないようでした。

あ、、、カップのそこにはべっとりスラッジ溜まってますね。
これもしっかりパーツクリーナーで流します。

内側から吹き付けて濾されたスラッジや鉄粉を取り除きます。
あんまり汚れてなかったですね。
インジェクションクリーナー連続豆乳、、、投入の際はすごかったんですけどね。

パーツクリーナーとウエスで金ぴかに戻りました。

戻す際にウエスでふき取るのをお忘れなく。
今回は毛羽立たないウエスを使っていますが、なければキッチンペーパーでもいいかもです。

軽くパークリしておきます。

パッキンのOリングにオイルを塗っておきます。

均等に密着させるためです。

キンピカは気分いいです。
取り付けてしまいましょう。
再びカップレンチでトルクかけていくわけですが、締めすぎると損傷します。
素手で締めて着座したら、レンチで4分の3程度締め付けて完成です。

ドレンボルト装着

次はドレンボルトいきます。

新しいドレンワッシャーに交換します。

まずは軽く食いつくまで手締めで。

ホイール用ではないプリセットトルクレンチ使っていきます。
足回りのパーツに使ったり、各部細かいボルトの締め付けに使う小型のトルクレンチになります。

規定トルクは35N・mですが…
使っているドレンワッシャーがちょっと分厚くて定期的な点検のために覗くと…
ちょっとボルトが緩んでいたこともしばしば。
なので、37N・mでいつも締めるようにしています。

オイル注入

では仕上げにかかります。

両方100均です。
アルトの規定オイル量はフィルター交換なしで2.4L、フィルター交換時は2.6Lとなっています。

自分は2.7Lくらい、気持ち多めに入れています。
じょうごに少し残るんですよね。

オイルの状態確認

いい感じに飲めそうにないオイル吐きました。

ちょっと透けているけど黒い黒い。
3500キロでこれですから、5000キロも乗ってたらどんなほど黒くなるだろうか。

ほとんど交換しないドライバーさんも多いと聞きますが…

こんな感じです。
人間でいうドロドロ血液ってやつです。

抜き終わりました。
ちょっと泡立っている感じが怖い。

どんだけシャバシャバオイルになっていたことやら。

トレーの底にはスラッジや鉄粉も多く、これまでで一番汚れていたかも。

良いオイルは洗浄効果もあり汚れやすいと聞いたことがありましたが
このオイル、、、売り文句の通り素晴らしい高級オイルなのかも。

オイルパンが映っていますが…

この色、この淀み、この液体。
グラスの注げば、最高の一杯になりそうです。

今回はアルトfのオイル交換の整備でした。
最近4時半には目が覚めるお年頃。

早朝から交換しちゃいました。

風もなく天気もいいですし、ちょっと七坂八峠行ってみようかな。

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