みなさん、聞いたことありますかね。
くるくるハンド…
正式名称:手動ウインドウハンドル
令和車には無いのではないでしょうか。
けど、この仕様、、実は平成の車には新車で付いてました。
みなさま、予想がつく通り
アルトFには標準仕様でリヤはくるくるハンドルでした。
こんな感じです。
この仕様のハンドル、自分が幼い頃は一般的でした。
今でこそほぼ全ての車がパワーウインドウになってしまいましたが
自分のアルトFは驚異的なコストパフォーマンスを実現するために余分な装備を省いて作られています。そして燃費向上のため徹底的に軽量化されています。
本当に潔い。
今回はこのくるくるハンドルを取り外してゆきます。
というのも、この作業なくしてリヤのスピーカーを交換できないからです。
では、とりかかっていきましょう。
このくるくるハンドルを外さないと進めない、、、スピーカー番外編です。
ハンドル取り外し 養生編
このハンドルの厄介な点はパワーウインドウに比べてパーツが多いことです。
アルト標準装備のパワーウインドウはカプラーオンなので
引っこ抜いて外すだけで作業は完了します。
ですが、くるくるハンドル…そんな簡単にはいきません。
構成している細かいパーツ
そのパーツはどこかに飛んでいくと二度と戻ってはこれないくらい小さかったり細かかったり…。
まあ、気を確かに持っていきましょう。
まず、ハンドルの周辺を養生します。傷防止です。
内張はがしやドライバーが登場しますので、それらからパネルを守る目的があります。
もちろん、慣れている方はそのままレッツゴー!
この作業は情報が少なく、ほぼ行き当たりばったりな作業となってしまいました。
スピーカーを換えようとバックドアパネルを外そうとしたら
クリップは全て外れているのに、強いひっかかりが、、
何故!?
そして、気付きました。彼がいることを
くるくるハンドルを外すことは
リアスピーカーの交換、その他配線を通すためには避けて通れない作業です。
結構面倒なので、二度とやりたくない自分のようなドライバーさん
二度と換えないであろう良いスピーカー着けちゃってください。
この作業は骨が折れますかね。あと、もれなく腰も折れます笑
養生が終わったら次いきましょう。
くるくるハンドル取り外し
これだけでは、一体どんな段階なのか分かりにくいかもしれませんが…
ハンドルとパネルの隙間に内張はがしを入れている状態です。
内張剥がしを突っ込むと車体とハンドルの間にブッシュのようなものが挟んであります。
車体→ブッシュ→ハンドルの順です。
ブッシュとハンドルは各々が独立したパーツとなっているようです。
写真は車体とブッシュの間にエーモン様の内張剥がしを差し込んだところです。
当初、マイナスドライバーを考えていたのですが内装に傷がいきそうだったので…
プラスチック製のこちらを使いました。
ただ、こちらに挿してもストッパーのようなものを確認出来ません。
そこで見えるように箇所を変えました。
内張剥がしを突き刺すのは先に述べた車体とブッシュの間ではなく…
こちらだったようですね。
ブッシュとハンドルの間です。
突き刺すと金属の爪が見えてきます。
これがストッパーだと思われます
写真は大変見えにくいですがちょっと金属っぽいのが居ます。
とりあえず、何も知識がないので…ゆっくりで。
ザックと刺すと分かるのですが
パネルとハンドルの間に巻き付いたような形状の金属パーツが見えます。
これが恐らく金属のストッパーだと思われます。
これは、すぐに飛んで行くので注意です。
ハンドルは右と左向きがやりやすかったです。
下向きはやりにくなったですね、、
まあ、ここは個人の好みかと。
内張剥がし2本かけていきます。
一本はブッシュの隙間を作る用、一本はハンドルを車体から引き離す用
黄色を深々と差し込んだら
オレンジもブッシュ引き剥が用に加勢させます!
ハンドルを左向きに変えました。
内張はがしは2本ともハンドルとブッシュの間に差し込まれた状態です
これではっきりと
金属の爪を確認できます。
この爪がハンドルと車体部のストッパーの役目を果たしていることが分かりました。
Ω
このような形状の爪が噛んでいるようです。
このストッパーとなっている爪を取外します。
Ω
この状態で上から押しても爪を抜くことができませんので
爪の方向を
Ω
上下逆の方向に向けます。
口を上に向けるかんじですね、、
オームという記号便利 笑
オームという便利記号の開いてる口を上に向けるようにドライバーでこじって回してやります。
ここまできたら、ハンドルと腰痛の戦いに終止符を打っていきましょう!!!
Ω状の爪の口を上に向けたら
精密マイナスドライバーで少しずつ力を加えて押し込んでいきます。
慎重にいきましょう
突然取れます!慎重にいかないと飛んでいきます。Ω見つからなくなります。
ので、タオルとかで受けておいた方がいいかもしれません。
このようにストッパーが見えてきました。
裏側から見るとこのようになっているのですね。
分解が完了しました。
あとは、内張を剥がしてスピーカーの作業に戻ります。
これは作業を終えて内張取り外しが可能になった状態です。
あとは内張のクリップを外して…
例の左下から手を入れてゆっくり力を入れていくやつ。
バキバキ外せます。
細かいパーツ類は無くすので、スピーカーを換える一時しのぎにテープなどで固定しておきます。
以上で、リヤスピーカー交換に向かえます。
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